11月の月

お人形達との日常を綴っています。球体関節人形やグラスアイが苦手な方は閲覧にご注意ください。

透明な微笑み

今回は、新しい子の紹介です。

お人形と遊べない期間にもなぜかじわじわ増えていました。なぜだ……。

お披露目待ちの子たち、早く投稿していきたいです。

 

さて、お迎えしたのは……。

Tiny FairyのRachelです!

うちは里子ちゃんがいっぱいいますが、この子は公式さんからお迎えしました。たしか、好きな子がオーダーできる最後の期間に滑り込みで。

Rachelヘッドはずっと憧れだったのです。かわいらしさの中にどこか冷めた眼差しをしていて、口元は綻んで見えるのに、あたたかではない。

感情が見えない、どこまでも透明な少女、という印象です。

 

うちではじめてのBlooming Bodyです。なんていうか、めっちゃモデルっぽい。

肌色もピンクがかった美白で、美人っぷりがすごいな〜と惚れ惚れします。

 

おそらく2021年の4月くらいにオーダーして、8月末くらいに日本に来て。

ただ色々な事情があって知人に受け取ってもらっていたので、私がはじめて会ったのは10月でした。それからもずっとお人形と遊べない日々が続いていたので、ずっと待たせてしまっていて。

そして、私と出会ってからちょうど一年。

2022年10月8日に、メイクを終えて、やっとこの子と目を合わせることができました。

 

同じような写真ばかり続きますが、この顔が好き。

角度によってはずっとあどけない顔になるから不思議です。

硝子屋Rosa様のアイがまた絶妙に似合っています。少し灰色がかった緑色で、写真によっては青味がかって見えますね。この子の雰囲気に合っていて素敵です。

 

名前は、遥(はるか)。

はるさん、と呼びたいなと思ってつけました。

ずっと待たせてしまっていたから、これからいっぱい名前を呼んであげられたらいいな。

自鳴琴を響かせて

オルゴールの話です。

お人形の写真もありますが!

 

少し前、京都へ行きました。あてもなく嵐山に行き、たまたまオルゴール博物館に入ったのですが、予想以上にエンジョイしてしまいました。外観を撮り忘れたのが悔やまれるくらい。

解説のおじ様がまた素敵な方で、実演しつつ興味深いお話を聞かせてくださいました。

 

オルゴールは、懐中時計の仕掛けとして音を鳴らせないか、というところから誕生したそうです。

上の写真は、オルゴールつきのシーリングスタンプの展示です。こんなものが作られていたとは……!

正直今でもあったら欲しい。浪漫の塊だと思います。

 

懐中時計やシーリングスタンプなど、はじめは小さな物に仕込まれることが多かったオルゴールですが、それがだんだん発展して、大型の、曲を演奏するためのオルゴールとなっていきました。

こちらはおなじみ、筒がクルクル回るタイプのものですね。

ここまで大きいと音数も多く、一般的に思い浮かぶオルゴールの音色よりも迫力のあるものでした。

オルゴールの競合相手は蓄音機だったそうです。言われてみれば納得。しかし当時はまだ録音の機能が発展途上だったこともあり、負けずに戦えていたんだとか。

これだけ大きく華やかなオルゴールなら、人々が魅了されるのも分かる気がします。

 

こちらはディスクオルゴールです。突起のついた円盤が中に入っていて、それが回って音を鳴らす仕組みですね。

オルゴール内部の機構もそうですが、調度品としても非常に細かな細工がなされていて、まさに貴族の嗜みという雰囲気でした。

古いものなので演奏中に意図せぬ音が入るのですが、それがまたいい味を出しています。

正直家に置きたくなりました。お金も場所もないけど!

 

そして予想外に嬉しかったこと。

自動人形(オートマタ)の展示もあったのです!

一番かわいかった子です。歌う人形、らしい。

ふっくらした頬がいいですね〜!

髪は人毛やモヘアが多かったそうです。昔から使われていたんですね。

ドレスの装飾とか見ているだけで楽しい。

 

こちらは小さい子が見たらトラウマになりそうな、道化師とお月様の自動人形。

こういう、ちょっと怖い(?)お人形も楽しく見られるのは、うちにいる子達のおかげだなぁと思います。お人形全般に対する興味が高まりました。

グラスアイが美しくて惚れ惚れしてしまいました。月の目はとても大きいし、道化師は細かい。

こちらは実演していただいたのですが、音を奏でながら、まぶたが動いたり道化師が舌を出したり。またその動きの自然なこと!

道化師が月に歌う、というのはよく見られるモチーフらしいです。日本語で言うと「高嶺の花」ということ。見ていると、月は道化師に目線を向けることはなくて、よく作られているな〜と感心しました。

 

そんなこんなで、オルゴール観が大きく変わる経験でした。

ぜひ嵐山に行かれる際には訪れていただきたいです。

 

記念に、ディスクオルゴールを模したオルゴールをお土産で買いました。

1/6サイズの子ならちょうどいい大きさかな?と思い、つーさん(火曜子poppy)と並べてみましたが、ちょっと小さいかな。

でもお人形用の調度品としては中々おしゃれだと思います。

 

ネジを巻くと、ディスク部分がくるくると回転しながら、カノンが奏でられます。

引き出しもちゃんと開けられるという、細かい作り。

いい思い出の品になりました。

つーさんも音色に聴き入っているのかもしれません。

貴女が祝福される日

先日、やっと、お人形たちを自由に外に出せる環境になりました……!

忙しい日々ながら、時間を見つけてちょこっと遊んだり、休日にメイクをしたりと、幸せな日々を過ごしています。

少しずつまた色々と更新していきたいです!

 

さてさて。

去る9月6日は96番の日、すなわち白蓮の日だそうで、せっかくだからつんちゃん(SDM 白蓮)の写真を撮りました。

つんちゃんは引っ越しまで1年近く箱の中で眠っていたので、お外に出すのが久しぶりです。

び、美人さんだ…………!

この角度たまらないですね。

実は、ついにカメラを買ってしまいました。今のスマホのカメラ性能を調べるたび、どうにも限界を感じてしまって。

まだまだ不慣れで四苦八苦していますが、こういう立体感ある写真が撮れるのは嬉しいものです。

しかしこれまではカメラにあまり興味がなかったのになぁ。きれいな写真は人並みに好きでしたが。本当にお人形は世界を広げてくれますね。

 

小物も使って撮ってみました。

つんちゃんといえば豆本!つい添えたくなります。

着ているのはボークスの灰ばら女学院シリーズ。好みドンピシャなのでついにお迎えしちゃいました。つんちゃんはきっとドレスも似合うと思いますが、制服を纏っていてほしい。そんな幼さがあります。

制服の何が怖いかって、何人かでお揃いにしたくなるところですね……。もう数着買い足したい衝動と戦っています。

 

この写真だと分かりにくいですが、つんちゃんはオッドアイです。右目が緑色、左目が水色。

てるみや様製のアイなのですが、あまりに似合いすぎているので、この子はこれ以外考えられない!と思っています。ゆいちゃん(TF Olive)にも、とっても似合うのですが……!(お披露目のときにつけています)

無表情なのにきらきらとしたお目々なの、本当にかわいいです。

 

この写真のように、斜め上を見上げている角度が好みです。なんとなく儚げで。

つんちゃんはどう撮っても美人というか、この子特有の魅力がすごく伝わってくるので惚れ惚れします。

やっぱり好きだなぁ、白蓮ヘッド。

改めてそう感じたのでした。

 

白昼夢の眼差し

お写真1枚だけです。


暫く前、daydream社のグラスアイをいくつか購入しました。
sora*iroさん限定のTFっ子達がつけていたりして、憧れていたんですよね。
澄んだ色味と、虹彩の外側がハッキリと縁取られているところ、瞳孔の大きさがとても好きです。

この写真でゆきちゃん(TF Sarang)につけているのはDecember skyかな?うるうるお目々になりました。よく似合ってますね!
他にも何色か購入したので、そのうち比較したいなぁ。

詰め合わせいろいろ

久々の投稿です。基本、更新頻度は遅めですが……。
焦らずゆるゆるやっていく、がモットーなので気にしません!

さて。何度か書いているように、今はなかなかお人形と遊べない環境なのですが。
昔の写真を見返してたら「皆かわいい〜〜〜」となっていたので、未公開のものをいくつか抜き出してみました。

まずは毎度お馴染みゆきちゃん(TF Sarang)。

昔のメイクですね。懐かしい!
うさぎの着ぐるみは、こちらの記事【拗ねた顔の君 - 11月の月】であーさん(TF Denis)が着ていたものの色違いです。とってもかわいい。
うさぎは片耳タレが好きなので、耳を片方だけ垂らしています。わざとです!
そのうち他の子とお揃いにして撮りたいなぁ〜。

お次はつんちゃん!(SDM 白蓮)

お披露目のときに掲載していなかったものですね。眼鏡なしver.です。
やっぱりつんちゃんは美人だなー!なんだか大人っぽく見えます。ヒールのせい?
やっぱりこの緊張したような表情がなんとも言えず好きです。

続いてなーさん(KDF Hodoo elf)。

相変わらず、スンッて感じです。
なーさんも美人……!中性的な雰囲気がたまりません。
実はこのメイクはもう落としてしまっているのですが、なかなか好みに描けていました。次はさらに綺麗にできたらいいなぁ。

そしてそして、ゆーさん(TF Denis)!

窓際で撮ったものです。逆光っていいですよね。
一体何を思って外の世界を眺めているのでしょうか。グラスアイに反射する光がなんともお人形らしいですね。
しかしDenisの造形、かわいすぎます……。本当に好みです。いつ見ても大好き。

最後につーさん(火曜子poppy)。

ちょっと暗いですが、まるでモデルのようなポーズでお気に入りです。
支えなしでこんな風に立てるのすごいですね。後ろに寄り掛かってるかな?TFのclassic bodyでは絶対にできない(笑)。
傾げた首から溢れる髪がいいですよね……。つーさんはメイクがはっきりしてるからか本当に写真映えします。

図らずも、うちにいる各社のドール勢揃いとなりました。スノウとステラはまた別ですが。
ずっと好きで憧れていたのはBlue Fairy社ですが、どこもそれぞれに魅力的ですね。韓国ドールに惹かれがちですが、SDMの少女らしい体型も大好きです。
お人形と触れ合うたび、世界が広がって嬉しいなぁ。

忘れな草を纏う

憧れのディーラーさんのお洋服とご縁をいただいたので、ゆきちゃん(TF Sarang)に着てもらいました。
もう、泣きそうになるくらいかわいいんです。

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わーーーーん!かわいい!!
作りの繊細さに感動しました……。
フリルが、レースが、ピンタックが、ステッチが、たまらなくかわいい。ボリュームたっぷりのスカートと袖が、ギャザーの入り方が、…………絶妙です。言葉にできないな!
お迎えできて本当に嬉しいです。

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び、美人さん…………!
グレーに近いブルー、ゆきちゃんによく似合ってます。少し大人びた表情に見えるかも。
ボンネットとかギャザーがたっぷり入ったスカートとか、私の中では「お人形らしいお洋服」ってこういう感じのイメージです。すごくときめきます。
ゆきちゃんもいい表情をしてくれました。こんな素敵なお洋服、嬉しいよね!

お洋服をお迎えしたのが久しぶりだったのですが、こんなに心が満たされるんだな、としみじみ思いました。
包装を開けて手に取ったときにはその細やかさにため息が出ますし、お人形に着せているときはだんだんかわいくなっていく姿にどきどきしますし、着せ終わったあとの感動と言ったら。
お人形遊び控え中の私にとって、久々に心躍った時間でした。

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似たような写真ばかりですが。
ボンネット、髪をちょろんって出してもかわいいですよね。また違った雰囲気!
ゆきちゃんはこのウィッグが似合いすぎていて中々他のものをつけられません(笑)。とっても柔らかくて、甘い色で、梳いているといとしさが込み上げます。
the お人形さん!な服は、この記事【お人形さんのよう - 11月の月】でも着ていますが、いいものです。
かわいらしくて、どことなく切なくなるような。

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ゆきちゃんでこの角度はあまり撮ったことがなかったかも?こうして見ると意外とほっぺたがぷにぷにですね。
夢を見るような微笑みでどこを見ているんだろう。

ということで、素敵なお洋服レポでした。
もったいなくてすぐに脱がせてしまったので、次見られるのはいつになるかなぁ。今度は別の子にも着せたいところだけど……。
早く目一杯満喫したいです。

ひとつの区切り

ご無沙汰しています。
相変わらずなかなかお人形に触れない日々が続いております……。
が、お顔を見て元気づけられたり、髪を梳いたり、お人形グッズをちょこちょこ増やしたり。今の私なりに今できる範囲でドールライフを楽しんでいます。
とはいえ、照明をセットして写真が撮れないこと、メイクができないことが切ないです。早くもっと遊びた〜い!

さて、久々の投稿の理由ですが。
私は明日から、新しい一歩を踏み出します。
その区切りとして記録をしておきたいなぁと思い、久々に写真を撮ったのでした。さっと撮ったものでいいから、私とお人形の思い出として。

ゆきちゃん。
このブログを始めたきっかけは、ゆきちゃんのお迎えでした。
お迎えレポで書いていますが、ゆきちゃんの優しい笑顔に惹かれたのは、当時の私がどん底にいたからでした。
必死に向かっていた夢が叶えられない状況になってしまって、これからどうやって生きていこうと悲しみに暮れていたときに、寄り添って隣で微笑んでいてくれた子。
それがゆきちゃんです。

そのあと本当に色々あって。
最終的に、私はその夢を手放さずに済みました。
夢を追いかけているうちに、やりたいことがどんどん膨らんで。だからまだまだ頑張らなきゃいけないので、これで終わりではないのですが。
でも、たとえば8年前の自分からしてみたら、夢が叶ったと言えるような所まで来ました。
そのひとつの区切りが、今日という日なのです。

落ち込んでいたときにお人形たちが支えてくれたから、また前を向いて歩けたのだと思いますし、夢を失わないでいられるよう、幸運を運んでくれたんじゃないかと信じています。
お人形たちの存在に、本当に救われた。
そういう意味で、ここに書き残しておきたいなぁと思ったのでした。
ゆきちゃん、幸せをありがとう。

とはいえ、これからも多くの苦難が待っていると思いますが……。
ゆきちゃんやお人形たちと一緒に過ごしていくなら、きっとそうした時間も悪くない。思い出として積み重ねていけそうです。
これからもお人形たちは変わらず、美しい姿で、見守ってくれるのだろうなぁ。
それを糧に、がんばっていきたいと思います。

さあ、明日から新しい私だ!